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枕の高さの測り方|自分に合う目安を家で確かめる4つの手順

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枕売り場で「高さ7センチ」と書かれた札を見ても、それが自分に合う数字なのかは分かりません。家に持ち帰って一晩使ってみると、店で試したときとは感じが違います。そんな経験のある方は多いはずです。

合う高さを知りたいのに、測り方を教えてくれる人がいません。メジャーをどこに当てるのか、何を基準にすればいいのか、曖昧なまま買い替えを繰り返してしまいます。

先に答えを書きます。測るのは枕の厚みではなく、あなたの体と寝床のあいだにできるすき間です。この一点を押さえるだけで、数字は急に使えるものに変わります。

この先では、家でできる4つの手順を順番にたどります。寝姿勢に合わせて高さを設計した枕という選択肢もありますので、先に実物を見ておきたい方は下からどうぞ。

目次

枕の高さは「枕の厚み」ではなく「すき間」で決まります

床に枕を置いて定規を当てれば、枕そのものの厚みは分かります。ただ、その数字はあなたに合う高さとは別物です。

寝転がったとき、首の後ろや肩のわきには、必ずすき間ができます。このすき間を埋めて、頭・首すじ・背中がゆるやかに一本につながる状態をつくるのが枕の役目です。つまり必要な高さとは、すき間の深さそのものを指します。

すき間の深さは人によって違います。首のカーブの深さ、肩の厚み、体格。どれも一人ひとり異なるので、「日本人の平均は◯センチ」といった数字はあまり役に立ちません。

さらに、同じ人でも寝姿勢で必要な高さが変わります。仰向けは首のカーブぶんだけ、横向きは肩幅ぶんだけ埋める必要があるからです。

横向きのほうが深いすき間ができるので、必要な高さも高くなります。

測る前に決めておきたい3つのこと

測り始める前に、条件を3つそろえておきます。ここを飛ばすと、せっかく測った数字がぶれてしまいます。

①ふだんいちばん長くとっている寝姿勢

まず、自分が夜のうちどの姿勢で過ごす時間が長いかを決めます。仰向けが中心なのか、横向きが中心なのか。ここを決めないと、どちらの数字を優先すべきか分からなくなります。

分からない場合は、朝起きたときの体の向きを1週間ほど覚えておくと見当がつきます。仰向けと横向きが半々という方は、両方を測って中間をとる形になります。

②いま使っている敷き寝具の上で測る

これがいちばん見落とされます。床やフローリングの上で測った数字は、ベッドで寝るときの数字とは一致しません。

やわらかいマットレスでは肩や背中が沈み、すき間が浅くなります。硬い敷き布団では体が沈まないぶん、すき間は深いまま残ります。必ず、毎晩使っている寝床の上で測ってください。

③時間帯と服装をそろえる

厚手のスウェットやパーカーを着たまま測ると、肩まわりの厚みが加わって数字が大きく出ます。ふだん寝るときと同じ、薄手の寝間着で測るのが正確です。

時間帯は夜、寝る前がおすすめです。日中と夜では体のこわばり方が変わるため、実際に寝る時間に近いほうが現実的な数字になります。

家でできる枕の高さの測り方・4つの手順

用意するのはメジャーか定規、そして手を貸してくれる家族が1人。一人でもできますが、真横から見てもらえると精度が上がります。

手順1|仰向けで、首の後ろのすき間を測る

枕を外した状態で、いつもの寝床に仰向けで寝ます。体の力を抜いて、30秒ほどそのままにしてください。すぐ測ると、まだ体が沈みきっていないためです。

次に、首の後ろのいちばんへこんでいる部分と、寝床の面とのすき間を測ります。定規を垂直に立てて、床面からくぼみの底までの距離を読むだけです。多くの方で2〜5センチほどにおさまります。

この数字が、仰向けで必要な高さのおおよその出発点になります。あわせて後頭部が浮いていないかも見ておくと、あとで形を選ぶときに役立ちます。

手順2|横向きになって、肩の高さを測る

同じ寝床で、今度は横向きに寝ます。ここでも枕は外したままです。

測るのは、寝床の面から首の側面までの距離です。肩の外側が寝床につき、頭が下に落ちている状態になっているはずで、その落ちているぶんが必要な高さにあたります。

目安として6〜11センチほどになる方が多くなります。

肩幅が広い方や、肩まわりに厚みのある方ほど数字は大きくなります。仰向けの数字との差が5センチ以上ある方は、姿勢によって高さが変わる形の枕が向いています。

手順3|枕が沈むぶんを足しておく

ここが最大のつまずきどころです。測ったすき間が5センチだからといって、厚み5センチの枕を買うと低すぎます。

頭の重さは、成人でおよそ5キロほどといわれます。この重みで枕は必ず沈むため、表示されている厚みはそのまま残りません。

素材によって沈む量は変わりますが、おおまかに1〜3センチほど上乗せして考えると現実に近づきます。

素材沈み方上乗せの目安
低反発ウレタン深く沈み、時間をかけて沿う大きめに(3センチ前後)
羽根・羽毛やわらかく沈み、へたりやすい大きめに(3センチ前後)
高反発ウレタン浅く沈み、すぐ戻る小さめに(1〜2センチ)
パイプ浅く沈み、高さが保たれやすい小さめに(1〜2センチ)
そばがらほとんど沈まず、中身が寄って動く小さめに(1センチ前後)

素材ごとの違いをもう少し詳しく知りたい方は、枕の素材の選び方もあわせてご覧ください。沈み方は硬さの感じ方とも直結します。

手順4|1つの数字ではなく「範囲」にする

ここまでで、仰向けの数字と横向きの数字、そして上乗せぶんが出ました。最後にこれを1本の範囲にまとめます。

仰向けの数字が下限、横向きの数字が上限です。夜のあいだ人は何度も向きを変えるので、どちらか一方だけに合わせると、もう一方で崩れます。

狙うのは範囲の真ん中あたりです。寝姿勢の中心が横向き寄りなら、上限に近づけて選びます。

体格・寝姿勢の傾向仰向けの目安横向きの目安選ぶときの狙いどころ
小柄・肩幅が狭め2〜3センチ6〜8センチ低めの範囲。調整できる形が安心
標準的な体格3〜4センチ8〜10センチ中間。両姿勢で外れない幅を持たせる
肩幅が広い・厚みがある4〜5センチ10〜12センチ高めの範囲。幅の広い枕も条件に入れる
横向きが中心上の数字を優先上限寄りに合わせる
仰向けが中心上の数字を優先下限寄りに合わせる

寝姿勢別の合わせ方をさらに詰めたい方は、横向きで寝る人の枕の選び方仰向けで寝る人の枕の選び方が参考になります。

メジャーがないときは、タオルで確かめられます

道具がない、あるいは数字を出すのが面倒。そんなときは、フェイスタオルを使う方法があります。

やり方は簡単です。枕を外して寝床に仰向けになり、たたんだフェイスタオルを首の後ろに差し込みます。1枚ずつ枚数を増やし、頭・首すじ・背中がゆるやかに一直線になったところで止めます。

そのまま横向きに転がり、同じことを繰り返します。仰向けで止まった枚数と、横向きで止まった枚数。この2つの厚みを測れば、メジャーで測ったのとほぼ同じ範囲が出ます。

この方法には別の利点もあります。数字を出すだけでなく、その高さで実際に横になった感じを確かめられる点です。数字が合っていても落ち着かないなら、その高さは自分に合っていません。

ただし、タオルは夜のあいだに崩れます。あくまで確かめる道具であって、毎晩の解決策にはなりません。

測った数字どおりに買っても、合わないことがあります

正直に書いておきます。ここまでの手順で出した数字は、あくまで出発点です。その数字の枕を買えば必ず合う、とは言えません。

理由は4つあります。どれも枕を選ぶ前に知っておくと、外したときに理由が分かるようになります。

ズレる理由何が起きているかできる備え
沈み込みが読みきれない表示の厚みと、頭をのせたあとの実質の高さが違う素材別に上乗せぶんを見込む
寝返りで位置が変わる頭が枕の端に移ると、そこの高さで寝ることになる幅の広い枕を条件に入れる
敷き寝具を替えたマットレスが変わると、すき間の深さがまるごと変わる寝床を替えたら測り直す
時間とともにへたる数か月から数年で中身が潰れ、高さが下がる買い替えの時期を見ておく

とくに4つめは見過ごされがちです。買った当初は合っていた枕が、いつのまにか低くなっていることがあります。買い替えの見きわめ方は枕の買い替えのタイミングにまとめています。

また、数字が合っていても硬さの好みが合わないことがあります。高さと硬さは別の軸なので、枕の硬さの選び方もあわせて見ておくと、選択肢を絞りやすくなります。

数字を追い続けるより、設計で選ぶという道

ここまで測り方を書いてきて、こう思われた方もいるかもしれません。毎回これをやるのは、正直しんどい、と。

その感覚はもっともだと思います。安い枕を買っては合わずに捨て、また測って、また買う。この繰り返しから抜けたいというのが、多くの方の本音のはずです。

そこで出てくるのが、自分で数字を当てにいくのではなく、最初から寝姿勢に合わせて形が組んである枕を選ぶという道です。高さを自分で足し引きするのではなく、構造の側で受けてもらう考え方になります。

その一例が、整体師が開発した整体枕 Cure:Re THE MAKURA です。広告主によると、頚椎フリーを実現する3段構造で特許を取得しています。

後頭部・首すじ・肩まわりで役割を分けた形です。

仰向けと横向きで必要な高さが違うという事情に、構造の側で答えようとした設計です。

構造の中身はTHE MAKURAの3段構造で整理しています。「整体枕」という言葉自体の意味を先に押さえたい方は、整体枕と普通の枕の違いが入口になります。

もちろん、決して安い枕ではありません。硬さの感じ方にも好みが出ますし、万人に合うとは言えません。

それでも、測って買って外すを何年も繰り返してきたのであれば、一度きちんと設計されたものを試す価値はあります。

仕様や価格は、公式サイトで確かめてみてください。

枕の高さの測り方でよくある質問

Q. 一人でも測れますか

測れます。仰向けなら、寝たまま手を伸ばして首の後ろに定規を立てれば読み取れます。横向きは自分で見にくいので、スマートフォンを三脚や本に立てかけて動画を撮り、あとから静止画で確認する方法が確実です。

Q. 測った数字は何センチくらいまでの誤差なら大丈夫ですか

1センチ程度の差であれば、実際の寝心地に大きくは響きません。逆に2センチ以上ずれると、頭のおさまりの違いとしてはっきり感じられます。範囲で考え、真ん中を狙うのはこのためです。

Q. 店頭で測ってもらった数字と、家で測った数字が違います

敷き寝具が違うためです。店頭の計測台と自宅のマットレスでは沈み方が変わるので、数字がずれるのはむしろ自然です。家で使う寝床の上で測った数字のほうを信じてください。

Q. 高さを変えられる枕なら、測らなくてもよいのでは

調整できる枕は便利ですが、調整の幅には上限も下限もあります。自分の目安を知らないまま買うと、必要な高さが調整幅の外にあることに気づけません。測ってから選ぶほうが確実です。

Q. マットレスを買い替えたら、枕も替えるべきですか

枕を替える前に、まず測り直してください。やわらかいマットレスに替えたなら必要な高さは下がり、硬いものに替えたなら上がります。枕が急に合わなくなったときは、寝床の変化が原因のことがよくあります。

高さの決め方そのものは枕の高さの選び方に詳しくまとめています。

まとめ|測るのは枕ではなく、あなたと寝床のすき間

枕の高さの測り方を、4つの手順で見てきました。仰向けで首の後ろのすき間を測り、横向きで肩ぶんの高さを測る。素材ごとの沈み込みを上乗せし、1つの数字ではなく範囲にまとめる。

条件は3つです。ふだんの寝姿勢を決めること、いま使っている寝床の上で測ること、薄手の寝間着で測ること。この3つがそろっていれば、出てくる数字はぐっと信用できるものになります。

そして、数字は出発点にすぎません。沈み込み、寝返り、寝床の変化、へたり。数字がずれる理由まで知っておけば、次に外したときも原因が分かります。

測って、買って、外して、また測る。その往復にそろそろ区切りをつけたいなら、寝姿勢を構造の側で受ける枕を候補に入れてみてください。

明日の朝、すっと起き上がれたときの感じが、答え合わせになります。

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