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枕カバーの選び方|サイズと形式で

※当ページは広告を含みます

洗いあがった枕カバーを、乾いた枕にかぶせようとした朝のことです。角がうまく入らず、両手で引っぱってようやく収まりました。

夜になると、逆のことが起きます。目が覚めたら枕が半分カバーから出ていて、頭は直接、枕の生地に乗っている。枕そのものは気に入っているのに、カバーだけがいつまでもしっくりこない。

ここを片づけるための話をします。

枕カバーは、サイズと形式の2つを外さなければ、そう大きく失敗しません。

目次

カバー選びでつまずくのは、サイズと形式の2つ

枕カバーの商品ページには、いろいろな情報が並んでいます。素材、織り、色、価格、加工。

ただ、あとから「合わなかった」と感じる原因は、その手前にあります。寸法が合っていないか、留め方が寝相に合っていないか。ほとんどこの2つです。

素材や色は、そのあとの話。順番を逆にすると、肌ざわりの良いカバーを買ったのに毎朝ずり落ちる、ということが起きます。

見る順番決めること外したときに起きること
1サイズ(幅・奥行き・厚み)きつくて入らない。たるんでしわが顔に当たる
2形式(封筒式・ファスナー式・筒状)寝ている間に枕が出てくる
3素材肌ざわりと、洗って乾くまでの手間が変わる
4寝室の印象と、汚れの目立ち方が変わる

サイズは「枕の寸法プラス2〜3cm」で考える

枕カバーは、枕と同じ寸法を選ぶと入りません。生地には縫い代があり、枕には厚みがあるためです。

目安は、幅と奥行きのそれぞれに2〜3cmの余裕。43×63cmの枕なら、45×65cm前後のカバーが素直に収まります。

余裕が足りないと、中の素材が押されて枕が本来の形になりません。高さも少し変わってきます。

逆に大きすぎると生地が余り、しわが頬に当たります。朝、顔に布の跡が残るときは、ここを疑ってみてください。

家にあるカバーを測るほうが早い

メジャーで枕そのものを測るのは、意外と難しい作業です。中身が動くので、押さえ方で数字が変わります。

いま使っていて「まあ入る」と感じているカバーがあれば、平らに置いて測るほうが数字はぶれません。表示サイズと実寸がずれている商品もあります。

枕の実寸から考えたいときの手順は、枕のサイズの選び方のほうで整理しています。

厚みのある枕は、平面の寸法だけでは足りません

幅と奥行きが合っているのに入らない。この場合、原因は厚みです。

厚さ12cmの枕は、カバーの中で上下の生地を引っぱります。そのぶん、幅と奥行きが実質的に短くなると考えてください。

厚みが10cmを超えるなら、余裕は3〜4cm見ておくと安心です。伸びる素材のカバーを選ぶ手もあります。

形式は3つ。封筒式・ファスナー式・筒状

枕カバーの留め方は、大きく3つに分かれます。ここが、朝に枕が出てくるかどうかを分けています。

形式留め方外れにくさ出し入れ
封筒式生地を折り返して中に入れ込む寝返りが多いと出やすい速い
ファスナー式側面のファスナーで閉じるほぼ出ないやや手間
筒状両端が開いたまま通す横へずれやすいいちばん速い

封筒式。出し入れは速い、外れやすさは寝相しだい

いちばん多く売られている形です。開口部の生地が20cmほど折り返してあり、そこに枕の端を押し込みます。

洗い替えのたびに付け外しをする人には向いています。金具がないので、洗濯機でも扱いが楽。

弱点は、寝返りの多い人です。折り返しの浅い商品だと、朝までに端が抜けてきます。買うときは折り返しの長さを見てください。

ファスナー式。外れにくい、金具の位置には注意

側面をファスナーで閉じるタイプ。一度入れれば、寝ている間に出てくることはまずありません。

気をつけたいのは、金具が頭や耳の近くに来る商品があることです。側面の端まで来ているものは、寝返りのたびに硬さを感じます。

ファスナーが長い辺にあるか、短い辺にあるか。商品写真で確かめておくと、あとで後悔しません。

筒状。通気はいいが、位置がずれます

両端が開いたまま、筒に枕を通すタイプです。ホテルの寝具にも使われています。

通気が良く、洗って乾くのも速い。ただ、留めるところがないので、寝ているうちに横へずれていきます。

枕をあまり動かさずに寝る人なら問題ありません。寝相が読めないなら、別の形式のほうが気は楽です。

朝になると枕がカバーから出ているとき

ここは、多くの人が「カバーの質が悪い」と受け取っている場面です。

外れやすさを決めているのは、素材ではなく寸法と形式です。

見直す順番は3つ。まず、カバーが枕より大きすぎないかを確かめます。次に折り返しの深さ。それでも出るなら、ファスナー式に替えます。

ゴムやひもで留める商品もありますが、洗うたびに結び直す手間が増えます。長く続くのはファスナー式のほうです。

素材で変わるのは、肌ざわりと洗濯の手間

サイズと形式が決まったら、ここからは好みの領域に入ります。

素材肌ざわり乾きやすさ向く季節気になる点
綿(ブロード)さらっと平らふつう通年しわになりやすい
ガーゼやわらかい速い春・秋生地が薄く、傷みやすい
パイルタオルに近い遅い厚みで枕の高さが少し変わる
シルクすべりが良い速いが手洗い通年価格が高く、扱いに気を使う
ポリエステル混つるっとしている速い夏は湿気がこもりやすい

綿。迷ったらここから

もっとも数が多く、価格の幅も広い素材です。汗を吸い、家庭の洗濯機で洗えます。織りの密度が高いものはつるっとして、低いものはざらっとします。同じ綿の表示でも、手ざわりは別物です。

難点はしわ

乾燥機にかけると縮むことがあるので、洗濯表示を見てから使ってください。

ガーゼ。洗うほど柔らかくなります

薄い綿の生地を重ねたものです。空気を含むので、肌に当たる感じが軽くなります。洗うたびに柔らかくなっていくのが持ち味。乾きも速く、洗い替えの回転が速い人に向いています。

そのかわり生地が薄く、ほかの素材より早く傷みます。3層より6層のほうが長もちします。

パイル。汗の多い時期に

タオルと同じ、輪になった糸が表に出ている生地です。汗をよく吸い、肌に張りつきにくい。

夏に使う人が多い素材ですが、厚みがあります。枕の高さが数ミリ変わるので、高さを合わせ込んだ枕では違いを感じることがあります。

乾きは遅めです。梅雨どきは、乾かないまま次の日を迎えることがあります。

シルク。すべりの良さが持ち味

髪や肌との摩擦が少なく、寝返りのときの引っかかりが減ります。髪の長い人が選ぶことの多い素材。

正直に書くと、値段は綿の数倍します。洗濯も手洗いか、おしゃれ着用の洗剤が必要です。毎日洗って回す使い方には向きません。週末だけ使う、という持ち方もあります。

ポリエステル混。乾きの速さで選ぶ

綿と混ぜたものが多く、しわになりにくく、乾くのも速い素材です。価格も抑えられています。湿気を吸うのはあまり得意ではありません。夏に使うと、首まわりにこもる感じがあります。

空気の乾いた冬や、洗濯物が乾きにくい住まいでは扱いやすい選択です。

同じ綿でも、織り方で寝心地が変わります

素材の名前だけ見て選ぶと、思っていた手ざわりと違うことがあります。織り方が別だからです。

織り手ざわり特徴
ブロード(平織)平らで、さらっとしているいちばん一般的。丈夫で価格も手頃
サテン(朱子織)つるっとして、光沢がある髪のすべりが良い。引っかき傷には弱い
ニット(編み)伸びて、やわらかい寸法の融通がきく。伸びたまま戻りにくい
ワッフル凹凸があり、肌に触れる面が少ない通気が良い。糸が引っかかりやすい

寸法に迷ったときはニット。すべりを求めるならサテン。この2つを覚えておくと、商品ページの表記が読めるようになります。

季節で替えると、扱いが楽になります

1年中、同じカバーで通す必要はありません。枕本体と違い、カバーは安く、しまう場所も取りません。

季節向く素材理由
春・秋綿、ガーゼ汗の量が中くらい。乾きも良い
パイル、麻混汗を吸う。肌に張りつきにくい
ニット、フランネル、ポリエステル混顔が触れたときに冷たさを感じにくい

夏と冬で2種類そろえておくと、季節の変わり目に困りません。合わせて4〜6枚あれば1年まわります。枕本体を季節で替えるのは大ごとです。カバーなら数千円で済みますので、ここは手を打ちやすいところ。

洗う頻度と、持っておく枚数

枕カバーは、寝具の中でいちばん汚れる部分です。頭皮の脂、汗、整髪料が直接つきます。

目安は週に2回、手元に3枚。

この組み合わせなら、洗ったものが乾かないうちに次の日が来る、ということがなくなります。

3枚の内訳は、使っているもの1枚、洗って乾かしているもの1枚、たたんで待っているもの1枚。1枚欠けると、乾きの遅い日にまわらなくなります。

皮脂の多い方や、整髪料を使う方は2〜3日に1回でも構いません。洗う回数が増えるぶん、乾きの速い素材が向きます。

枕本体のほうの手入れは、枕の洗い方とお手入れにまとめました。カバーをこまめに替えるほど、本体を洗う回数は減らせます。

くたびれるのが早いカバーの共通点

半年でへたるカバーと、2年もつカバーがあります。値段の差だけではありません。

  • 生地が薄い(ガーゼの3層、薄手のポリエステル)
  • 毎回、乾燥機にかけている
  • 漂白剤を定期的に使っている
  • 枚数が少なく、同じ1枚を洗い続けている
  • 枕に対して小さく、いつも引っぱられた状態にある

最後の1つは見落とされがちです。ぱんぱんに張ったまま洗濯を繰り返すと、縫い目から先に傷みます。

枚数を増やすのは単純ですが、よく効きます。3枚で回せば、1枚あたりの洗濯回数は3分の1です。

特殊な形の枕は、カバーがいちばんの関門

この記事でいちばん伝えたいのが、ここです。くぼみのある枕、波形の枕、段差のある整体枕。こうした枕には、市販の四角いカバーが合いません。

無理にかぶせると、生地がくぼみをまたいでしまいます。せっかくの形が布に埋もれて、平らな枕とあまり変わらなくなる。

形に特徴のある枕は、専用カバーが用意されているかを買う前に確かめてください。

専用カバーがあるなら、洗い替え用に1枚買い足せます。無い場合は、伸びるニット素材のカバーを探すことになります。形そのものの違いについては、整体枕と普通の枕は何が違う?で構造から整理しています。

たとえば、広告主によると特許を取得した3段構造の枕があります。段差で頭と首の位置を分けて支える設計です。

この形をカバーで潰してしまっては、選んだ意味が薄れます。専用カバーの有無や同梱の内容は、最新は公式サイトでご確認ください。

段のある枕がどんな形をしているのかは、“特許取得・整体枕”!【Cure:Re THE MAKURA】の公式サイトで、写真とあわせて見られます。

色は、寝室の明るさと汚れの見え方で決める

色の話は最後で構いません。それでも、決め方はあります。

寝室の見え方汚れの目立ち方
白・生成り清潔に見える。部屋が明るくなる皮脂の黄ばみが目立つ
グレー・くすみ色落ち着いて見える。寝具となじむ目立ちにくい
濃紺・チャコール引き締まって見える白い髪やほこりが目立つ
柄もの部屋の印象が大きく変わるしわが目立ちにくい

枕カバーは、ベッドの上では面積の小さい布です。それでも、部屋に入った瞬間にいちばん先に目が行きます。

シーツと同じ色でそろえると静かにまとまり、1段濃くすると引き締まる。迷ったら、シーツより少し濃い色を選んでみてください。

白は気持ちが良い反面、黄ばみが出たときにはっきり分かります。こまめに洗える人向けの色です。

住まいと家族構成で、持ち方は変わります

住まい・状況向く持ち方
一人暮らし・部屋干し中心乾きの速いガーゼかポリエステル混を3枚。厚手のパイルは避ける
家族で寝室が同じ人ごとに色を分ける。取り違えがなくなる
小さな子どもと寝ている洗う回数が増えるので、手頃な綿を多めに。乾燥機に耐える生地を
マンションで浴室乾燥がある素材の自由度が高い。パイルやシルクも回せる
戸建てで外干しできる綿やガーゼが乾きやすい。日に焼けて色が抜ける点は割り切る

部屋干しかどうかで、選べる素材は絞られます。ここを先に決めておくと、店頭で迷う時間が減ります。賃貸で物干し場所が限られるなら、枚数よりも乾きの速さを優先してください。3枚まわしが成り立たなくなります。

よくある質問

枕カバーの上に、さらにタオルを敷いてもいいですか

問題ありません。汗の多い時期には、洗う手間が減る使い方です。ただ、タオルの厚みで高さが数ミリ上がります。高さを合わせ込んだ枕では、感じ方が変わることがあります。

カバーを替えると、寝心地は変わりますか

肌に当たる感じは変わります。高さや支え方は枕本体で決まりますので、そこは変わりません。顔に当たる感じが気になるならカバーで直せますし、首のおさまりが気になるなら本体の見直しです。

同じ枕にカバーを2枚重ねてもいいですか

本体を汚したくないときに使える方法です。内側に薄い綿、外側に好みの1枚。ただし2枚ぶんの厚みが乗りますので、高さが変わる点は覚えておいてください。

枕カバーはどのくらいで買い替えますか

生地が薄くなった、縫い目がほつれた、洗っても黄ばみが残る。このどれかが出たら替えどきです。週2回洗う使い方なら、1〜2年が目安になります。

まとめ

  1. サイズは枕の寸法に、幅と奥行きとも2〜3cmの余裕。厚い枕なら3〜4cm
  2. 形式は封筒式・ファスナー式・筒状の3つ。朝に外れるならファスナー式へ
  3. 素材は肌ざわりと乾きやすさで選ぶ。部屋干し中心ならガーゼかポリエステル混
  4. 洗うのは週2回、手元に3枚。枚数を増やすほど1枚が長もちする
  5. 形に特徴のある枕は、専用カバーがあるかを買う前に確認する

カバーを1枚替えただけで、朝の気分は少し変わります。数千円で試せて、外しても引き返せる。寝具の中では、いちばん手を出しやすい部分です。

そのうえでカバーを替えても首のおさまりが変わらないなら、見るべきは本体のほうになります。

3か月後、朝起きたときに枕がずれていないことに気づく。そのくらいの小さな変化から始めてみてください。

形から選び直すという道もあります。段差で頭と首を分けて支える設計がどんなものかは、“特許取得・整体枕”!【Cure:Re THE MAKURA】の公式サイトで確かめられます。

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