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枕は洗える?素材別の洗い方と、洗えないときの手入れ

※当ページは広告を含みます

枕カバーを外したら、下の生地がうっすら黄ばんでいた。においも、少しある。そのまま洗濯機に入れたくなります。ただ、その前に確かめておきたいことがあります。

枕は、洗えるものと洗えないものがはっきり分かれます。そして洗えないものを洗うと、たいてい元に戻りません。

目次

洗う前に、洗濯表示を見る

枕の側面か、ファスナーの内側にタグが縫い付けられています。まずそこを見てください。

表示意味できること
桶のマーク家庭で水洗いできる洗濯機か手洗い(中の数字は水温の上限)
桶に手のマーク手洗いのみ押し洗い。洗濯機は使わない
桶に×水洗いできない洗わない。拭くか干すだけ

タグが取れている、字が消えて読めない。そういうときは、素材から判断します。

素材別・洗えるかどうか一覧

素材洗えるか注意すること
ポリエステルわた洗える乾きにくい。中まで乾かす
パイプ・ビーズ洗えるいちばん扱いやすい
そばがら洗えない水を含むと傷む。干して使う
低反発ウレタン洗えない水で分解が進む。絞ると崩れる
高反発ウレタンものによる必ず表示を確認する
羽根・羽毛ものによる洗えても乾燥が難しい
ラテックス洗えない日光にも弱い。陰干しのみ

いちばん間違いが多いのが、低反発ウレタンです。手触りが布のようなので洗えそうに見えますが、水に濡らすとぼろぼろになります。

絞った瞬間に千切れた、という話をよく聞きます。ウレタンは水を含むと重くなり、自分の重さで形が崩れます。

洗える枕の洗い方

洗濯機で洗う場合

  1. カバーを外し、ほつれがないか確かめる
  2. 大きめの洗濯ネットに、畳まずに入れる
  3. 手洗いコース(またはドライコース)を選ぶ
  4. おしゃれ着用の中性洗剤を使う
  5. 脱水は短めに。1分ほどで止める

2つ目が大事です。畳んで入れると、折り目に力が集中して中の詰め物が偏ります。ネットは枕がそのまま入る大きさを選んでください。

5つ目も見落とされます。脱水を長くかけると、水と一緒に形が絞られます。水が滴らなくなる程度で十分です。

手洗いする場合

浴槽か大きめのたらいに、ぬるま湯を張ります。洗剤を溶かし、枕を沈めて上から押します。

もみ洗いはしないでください。中の詰め物が寄って、戻らなくなります。上から押して、離す。この繰り返しだけです。

すすぎは、水を替えて2〜3回。洗剤が残ると、乾いたあとにごわつきます。

水を切るときも絞りません。タオルで挟んで押さえ、水を移し取ります。

乾かし方が、いちばん難しい

正直に書きます。枕を洗う作業で、いちばん失敗するのは乾燥です。

表面が乾いても、中はまだ湿っています。そのまま使うと、においやカビの原因になります。

  • 2日は見ておく。1日では乾ききりません
  • 平らに置かず、立てるか吊るす。下側に水がたまります
  • 半日に一度、向きを変える
  • 途中で軽くほぐす。詰め物の偏りが直ります
  • 中心を手で押して確かめる。冷たければ、まだ湿っています

最後の確かめ方は覚えておいてください。中心が冷たいうちは、まだ水が残っています。触って周りと同じ温度になったら、乾いた合図です。

洗うのは、晴れが2日続く予報の日に。この一点を守るだけで、うまくいく確率が上がります。

洗えない枕は、どう手入れするか

ウレタンやそばがらは洗えません。ただし、手を打つ方法はあります。

1. 陰干しを習慣にする

週に一度、風の通る日陰に2〜3時間置いてください。湿気が抜けるだけで、においの出方が変わります。

ウレタンとラテックスは、直射日光に当てないでください。素材が硬くなり、ぼろぼろと崩れる元になります。

2. 表面を拭く

固く絞った布で、表面を押さえるように拭きます。皮脂が付いている部分は、薄めた中性洗剤を含ませた布で。

そのあと、水だけの布でもう一度拭いて洗剤を取ります。最後に日陰でしっかり乾かしてください。

3. カバーを2枚使う

いちばん現実的なのがこれです。枕そのものを洗えないなら、汚れが本体に届く前に受け止めるという考え方をします。

枕本体に薄いカバーをかけ、その上からいつもの枕カバーをかけます。内側の1枚を週に一度洗えば、本体はずいぶん長持ちします。

洗える枕を選ぶという手もあります

ここまで読んで、手間だと感じた方もいると思います。

そうであれば、次の買い替えのときに洗えるかどうかを条件に入れるのが早道です。パイプやビーズの枕は洗いやすく、乾きも早い素材です。

ただし、ここには釣り合いがあります。

優先すること向く素材受け入れること
洗いやすさパイプ・ビーズ音がする。硬めに感じることがある
頭の収まりウレタン系洗えない。カバーで守る

洗えない素材を選んだからといって、清潔に保てないわけではありません。カバーで守るという前提で選べば、どちらも成り立ちます。

形で頭を支える設計の枕は、洗えないものが多くあります。手入れの前提を確かめたうえで選んでください。

形で支える枕の一例として、“特許取得・整体枕”!【Cure:Re THE MAKURA】があります。手入れの方法は公式サイトで確認できます。

どのくらいの頻度で洗いますか

手入れの内容頻度の目安
枕カバーを洗う週1〜2回
陰干し週1回
枕本体を洗う(洗えるもの)年2〜3回
枕本体の買い替え数年に一度(へたりを見て判断)

本体を洗うのは、年に2〜3回で十分です。洗いすぎると素材が傷み、かえって寿命が縮みます。

日々の清潔さは、カバーの洗濯と陰干しでほとんど保てます。本体を洗うのは、あくまで年に数回の大掃除だと考えてください。

においが取れないときに試すこと

洗ったのに、においが戻ってくる。これには理由があります。

多くの場合、原因は乾かしきれていないことです。中心にわずかに残った水分が、数日かけてにおいに変わります。

まずは、もう一度しっかり乾かしてください。洗い直すより、乾かし直すほうが先です。

それでも残るとき

洗える素材であれば、酸素系の漂白剤をぬるま湯に溶かし、30分ほどつけ置きしてから普段どおり洗います。皮脂由来のにおいには、これがよく働きます。

塩素系の漂白剤は使わないでください。生地の色が抜け、繊維も傷みます。

洗えない素材の場合は、重曹をふりかけて数時間置き、掃除機で吸い取る方法があります。表面のにおいには効きますが、奥までは届きません。あくまで応急の手当てです。

何をしても戻るようなら、素材の内部で汚れが定着しています。そこは買い替えを考える段階です。

洗ったあと、形が変わってしまったら

詰め物が片側に寄る、中央がへこむ。洗ったあとによく起きることです。

乾く前なら、まだ直せます

湿っているうちに、両手で挟んで軽く叩き、詰め物を散らしてください。寄っている側から、空いている側へ押し出すようにします。

これを乾く途中で2〜3回繰り返すと、かなり均されます。完全に乾いてからでは、形が固まって動きません。

乾いてしまったあと

パイプやビーズなら、振って散らせば戻ります。わた系は、両手で押しては離すを繰り返して空気を含ませてください。

それでも戻らないときは、わたがつぶれて弾力を失っています。洗って直る段階を過ぎていますので、買い替えを考えてください。

季節ごとに、やることが少し変わります

季節やっておきたいこと
本体を洗うならこの時期。乾かしやすい
汗が増える。カバーを2枚用意して交代で使う
もう一度、本体を洗うのに向く。空気が乾いている
洗うより陰干し中心に。室内干しは時間を長めに

本体を洗うなら、春か秋です。梅雨と真冬は乾きが悪く、失敗しやすい時期になります。

夏は汗の量が増えますが、本体を洗うよりカバーを頻繁に替えるほうが効率的です。2枚用意して交代で使えば、洗濯の日も困りません。

よくある質問

洗濯機の容量が小さくても洗えますか

枕が水を含むと、乾いた状態の何倍にもなります。槽の中で回る余裕がないと、汚れも落ちず生地も傷みます。窮屈だと感じたら、浴槽での手洗いに切り替えてください。

枕を2つ同時に洗ってもいいですか

おすすめしません。水の中で押し合って、詰め物が偏る原因になります。手間でも1つずつ洗ってください。乾かす場所も、2つ同時では足りなくなります。

コインランドリーの乾燥機を使ってもいいですか

洗濯表示で乾燥機が許されているものだけにしてください。高い温度は、詰め物を縮ませたり溶かしたりします。使えるものでも、低温を選んでください。

黄ばみは落ちますか

皮脂による黄ばみは、一度定着すると落ちにくくなります。洗っても薄くなる程度です。防ぐには、カバーをこまめに替えるほうが効きます。

天日干しはしていいですか

素材によります。パイプやポリエステルわたは短時間なら構いませんが、ウレタンとラテックスは避けてください。迷ったら陰干しにしておけば、まず失敗しません。

洗ったらぺたんこになりました

詰め物が偏っているか、潰れています。乾いた状態で両手で挟んで押し、少しずつほぐしてください。それでも戻らない場合は、素材が寿命を迎えています。

まとめ

  1. 洗う前に、必ず洗濯表示を見る
  2. 低反発ウレタン・そばがら・ラテックスは洗わない
  3. 洗うときは、畳まずネットへ。脱水は1分
  4. 乾かすのに2日。中心を触って冷たければ、まだ湿っている
  5. 洗えない枕は、カバーを2枚重ねて守る

枕は毎晩、顔をあずける場所です。それでいて、手入れの方法をきちんと教わる機会はほとんどありません。

洗える枕を選ぶか、洗えない枕をカバーで守るか。どちらを選んでも、続けられる形になっていれば正解です。大切なのは、月に一度気合を入れることではなく、週に一度カバーを替える習慣のほうです。

今夜カバーを外したら、まずタグを見てみてください。そこに、あなたの枕の付き合い方が書いてあります。

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